経営者が持つべき「グランドルール」の重要性

こんにちは、オンライン事務代行のシブサワです。

スタートアップやベンチャー企業を経営する上で、「グランドルール」は、お持ちでしょうか。「行動指針」と言い換えてもいいですね。
自身や、メンバーが迷った時に判断の基準になるものです。
これが、全社で統一できていると皆が一様に同じ判断・行動をすることができ会社としてブレずに進むことができます

個人事業主であっても同じです。クライアントや周りに合わせすぎてしまうと、自分自身の負担が増え、最終的にはストレスや不満が溜まってしまうことがあります。

相手に寄り添うこと、ニーズに応えることはもちろん大切ですが、その「応えかた」にルールがないと一貫性がなくなってしまいます。経営者として、グランドルールという判断基準を持ち、ブレない対応をすることで経営にも力強い軸を作り上げることができるのです。

具体的な「グランドルール」の作り方

では、どのようにグランドルールを作っていったらいいのでしょうか。確認したいポイントは以下のようになります。

1. 自分の価値観を明確にする

  • 何を大切にしたいのか?
  • どんな価値提供をしたいのか?
  • どんな働き方をしたいのか?
  • どんな人間関係を築きたいのか?
  • どんなライフスタイルを送りたいのか?

2. ルールを決める

  • 時間(勤務時間、納期など)
  • 仕事量
  • コミュニケーションの頻度
  • 費用感(利益、支出など)
  • 受け入れる仕事の範囲

3. 例外を設ける

  •  緊急時や特別な場合にはルール外の対応をすることを許容する。
  • ルールは固定ではなく、状況に合わせて柔軟に調整する。

例えば、どんな案件でも全力で対応するのではなく、「ここまでは許容できるが、これ以上は不可」というラインを設けることで、より効率的にビジネスを進めることができるでしょう。これにより、疲弊することなく、持続的にパフォーマンスを発揮し続けることができるのです。
経営でいうところの費用対効果を考えることもルール策定の一つの基準です。

グランドルール策定時の注意点

  1. 記録すること
    • 一度決めたことが後々に活用できるよう記録をしておきましょう。
  2. 周知すること
    • 決めたルールはみんなが知らなかったら意味がありません。必ずメンバーに周知しておきましょう
  3. 徹底すること
    • 例外以外はルールに沿って動くことを徹底します。守らなかったらルールの意味はないのです。

 

これらを守って進めることで、企業のカラーともいうべきサービスの付加価値に厚みが出てきます。

継続と徹底」は何に関しても言える重要事項ですが、メンバーがいる場合は「知ってもらうこと」も最初にお忘れなく!

グランドルールを持つことで得られるメリット

  1. グランドルールを持つことで、メンバーが判断に迷わなくなります。
  2. 皆がグランドルールに沿った行動ができると企業として統一したサービス提供ができるようになります。
  3. 誰が対応しても同じサービスができることは事業の安定につながります。
  4. 事業の安定はクライアントにとって信頼感をもたらします。
  5. クライアントとの信頼関係は事業の継続性と繋がっていきます。

発展の礎を作るのがグランドルールなのです。
「信頼」についてはこちらの記事もご参考ください。

信頼される事業を進めるには

グランドルール、いつから作る?

グランドルールを作ることはタイミングは必要ではありません。なぜなら今、この瞬間にも判断・決定しなくてはならないことはたくさんあるのではないでしょうか。
そこに至った背景がルール化のヒントです
行った判断・決定を書き出していったらグランドルールになるはずです。

この、日々の判断・決定の記録ができておらず「前はどうだったっけ」となることが実際多いです。その時々で同じ人間でも違う判断をしてしまうのはよくあること。お客様に安心いただける事業をしたいと思ったら決定までのルールは必須です。

毎日の中からルールは作られているのです。

日々の積み重ねから出来上がったルールをメンバーに周知し、個人でも徹底することでブレない事業を作っていきましょう。

オンライン事務代行としてのサポートはこんなことをします

事務代行サービスは、これらの習慣の実践をサポートし、経営者の負担を軽減することで、ビジネスの成長に貢献します。

  • 日々の判断をルール化
    曖昧なケースを明確にし、都度ルールの確認をします

  • ルールの記録
    それを記録していくことでルール化を進めます

  • 判断のサポート
    判断に迷う時は記録の見返し、事例を調べ決定のサポートをします

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