物理的・社会的・仕事内容、3つの視点から見る理想の職場環境

こんにちは、オンライン事務代行のシブサワです。

日常において、人が大きく影響を受けるもの、それは「環境」です。
環境とは住む場所、国、文化、言語と多岐にわたっています。
仕事で言うなら会社の環境もオフィス、企業文化、給与・賞与といった評価関連、福利厚生などの制度等がそれにあたり、さまざまな面から私たちが影響を受けていることがわかります。
この、会社の「環境」どのくらい意識していますか?

日本の規定するルールを見てみよう

厚生労働省が定める労働安全衛生法1)では下記のような点に重点を置いています。
1:労働災害の防止:労働者の生命と身体を守ること
2:健康の維持・増進:労働者の健康維持、健康障害を防ぐ
3:快適な職場環境の実現:労働者が快適に働ける環境の提供
このように、環境についても明記されているのです。
こちらでは、職場環境は改善に努めることが求められています。

職場環境とはどのようなものを具体的に指しているのでしょうか。

3つの観点から見る職場環境

1. 物理的な環境
オフィスレイアウトや照明、温度、湿度に音楽や騒音といったもの、オフィスの設備などがこれにあたります。
各個人の席を決めない、フリーアドレス形式にしたり、電気やエアコンの調節がしやすい設備にしたりなどの工夫が可能です。
夏場のエアコン温度は人によって「寒い」と感じる温度が違うので、自由に調節できたり、席の位置を変えられるのはありがたいですよね。

2. 社会的な環境
上司、同僚、部下といった人間関係、会社の組織風土、さまざまなタイプの異なる従業員、働き方などがこれにあたります。
会社組織も人間と同じ個性を持つ集合体ですから、企業文化が異なるのは当たり前。
組織に属する中でどのような文化、風土が働きやすいのか?といった会社の個性・性格の見直しやビジョン・ミッションの再確認をしてもいいでしょう。
ワークライフバランスが重要視する人も増えてきているので、柔軟な働き方を検討するのも一つです。

3. 仕事内容に関する環境
業務ボリューム、仕事の役割、捉え方、キャリアプラン、仕事の裁量権などがこれにあたります。
従業員と仕事の内容、役割の明確化、見直し、定期的な確認はとても重要です。
一人一人に今の仕事は適切なのか?と確認するために評価面談や1on1を設けている会社も多いでしょう。
人は日々、変化し成長していくもの。
形骸化した役割、業務にならないように進めていくこともとても大切です。

役割についてはこちらもご参考ください。

役割の明確化がもたらす効果

 こんにちは、オンライン事務代行のシブサワです。 仕事をしながら「この業務、誰の担当・・・?」と迷ってしまう曖昧な業務があることはないですか。それって経営者だ…

その他、福利厚生、就業規則といった会社独自のルールもあります。
社会の変化に伴っての導入もありますので、情報をチェックして会社外にある従業員の生活とのバランスを見たルールの導入が望ましいですね。

職場環境が与える影響

職場環境は、個人の心理状態や行動に多大な影響を与えます。
ストレスを抱えてしまったり、仕事へのモチベーションの低下、業務の生産性やひいては離職につながることも考えられます。
気持ちよく働き、パフォーマンスを発揮する従業員に長く働いてもらいたいのはどこの企業も同じ思いです。
従業員の定着化にも環境は影響しているのです。


職場環境を改善してより良い仕事の充実を目指そう

職場環境は、個人の心身に多大な影響を与える重要な要素です。物理的な環境、社会的環境、仕事内容に関する環境など、様々な要素が複雑に絡み合って、職場環境は形成されています。
改めて「会社環境」を見直してみて、あれもこれもそうだった!と思う部分多かったのではないでしょうか。
企業は、これらの要素を考慮し、従業員が働きやすい環境づくりに取り組む必要があります。
小さなことでもいいので、少しずつ改善して従業員の皆さんが楽しく心地よく働けるようにしていきたいですね。

オンライン事務代行としてのサポートはこんなことをします

職場環境を改善するためにこのようなサポートを提供いたします。

  • 働き方の支援
    リモートワークであれば必要なツールやルールの明確化を行います。

  • 社会的な環境支援
    1on1代行、ヒアリング面談で従業員のメンタルケアや希望点をお聞きします。

  • 社内ルールの見直し支援
    企業にとって相応しい社内ルールの制定を支援します。

職場環境改善に関わる事務、リサーチを代行します。

これまでのサポート実例こちらから

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注釈

*1)労働安全衛生法:
職場における労働者の安全と健康を守り、労働災害を防止することを目的とする法律。