自己理解を深めることで自信を育む

「自分に自信が持てない」「何をやってもダメな気がする」—— そんな気持ちを抱えたことはありませんか?


自己理解を深めることが自信につながることが、心理学の研究でも示されています。
今回は、学習性無力感や自己効力感などの理論をもとに、どのように自己理解を深めることで自信を育むことができるのかについてお話します。

「どうせできない」という学習性無力感を克服する

「学習性無力感」とは、過去の失敗経験から「どうせやっても無駄だ」と感じるようになる心理状態です。
例えば、何度試しても成果が出なかった経験があると、「もう頑張っても意味がない」と考えてしまいがちです。


しかし、この無力感は「学習」によって形成されたものであり、逆に「成功体験」を重ねることで克服できます。まずは自分が「できること」に意識を向け、少しずつ成功体験を積み重ねることが重要です。


やってみよう【Work】:
• これまでの成功体験を振り返る。どんな小さなことでもOKです!
• 「できなかったこと」ではなく、「できたこと」にフォーカスする
• 小さな成功を積み重ね、徐々に成功の感覚を身につける

「私はできる」という自己効力感を高める

「自己効力感」とは、「自分にはできる」という感覚のことです。
この感覚が高い人ほど、新しいことに挑戦する勇気を持ち、困難に直面しても乗り越えやすいとされています。


ちなみに、「自己肯定感」とは「今の自分をありのままに受け入れる」ことで、肯定感とはまた別の定義になります。自己肯定感を持たなくても、自己効力感を感じることができます。


自己効力感を高めるためには、自分が何の強みを持っているのかを知ることが大切です。
ストレングスファインダーや自己分析ツールを使って、自分の得意なことや適性を明確にしましょう。


やってみよう【Work】:
• これまでの成功経験を書き出す
• その成功体験をした時どんな気持ちだったかをイメージする
• 自分の強みを知るための診断ツールを活用する

繰り返しを活用してポジティブな自己評価を定着させる

心理学には「オペラント条件付け」という学習理論があります。例えば、過去に褒められた経験があると、その行動を繰り返したくなるのはオペラント条件付けによるものです。

同じように、自分を肯定する経験を増やすことで、自信を持ちやすくなります。例えば、自分の長所を書き出したり、日記をつけてポジティブな行動を振り返ることで、自己肯定感を高めることができます。

やってみよう【Work】:
• 自分の長所を書き出し、毎日眺める
• 日記をつけて、ポジティブな出来事を記録する
• 自分を肯定するフィードバックを積極的に受け取る

思い込みの再体制化で新しい視点を持つ

人間の認知(価値観、バイアス、思い込みと言い換えてもいいかもしれません)は「知覚の再体制化」によって変化します。これは、ある出来事に対する見方を変えることで、新しい意味を見出すことができるという考え方です。

例えば、失敗を「自分には向いていない」と捉えるのではなく、「学びの機会」と捉えることで、次の成功につなげることができます。

やってみよう【Work】:
• 失敗を「成長のチャンス」と捉える
• 過去の出来事を振り返り、新しい意味を見出す
• 思い出深い体験を誰かに話し、どう思ったかの感想を聞いてみる

自己理解を深めることが自信につながる

心理学の視点から見ても、自己理解を深めることが自信を育む鍵になります。

  1. 「どうせできない」思いを克服し、「できること」に意識を向ける
  2. 自分はできる」という感覚を強化する
  3. 成功体験を繰り返すことで、ポジティブな自己評価を定着させる
  4. 価値観・思い込みの再構築を通じて、新しい視点を持つ

これらを実践することで、少しずつ「自分ならできる」という自信を育てることができます。
まずは小さな一歩から、自分自身を深く理解することを始めてみませんか?

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